中国の全人代が開幕 成長目標7%に引き下げ
また今年は環境問題にも注目が集まっている。先週、インターネット上に公開された大気汚染をテーマとする動画「アンダー・ザ・ドーム」は再生回数が数百万回に上り、中国のインターネットユーザーの間で大きな話題となった。同国エネルギー分野は国営の大企業で占められており、環境保護政策に反対して圧力をかけることも多い。習近平(シーチンピン)国家主席は国の最優先課題の1つとして大気汚染の対策強化を掲げている。
荘厳な雰囲気の中で行われる全人代だが、法案の実質的な審議の場としての意味合いは薄い。いくつかの投票は実施されるものの、共産党の提案は常に承認されてきている。