中国の全人代が開幕 成長目標7%に引き下げ
(CNN) 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日、北京で開幕した。政府は今年の経済成長目標を昨年より0.5ポイント引き下げて、7%とする方針を示した。
過去30年間の多くで2ケタ成長を遂げてきた中国にとっては非常に低い目標値となる。だが政策立案者の間では、経済改革が前進し雇用市場が安定している限り、成長率の鈍化は許容可能だとの考えが定着しつつある。
調査会社キャピタル・エコノミクスのアナリストは、中国が低成長という「新常態」に移るとの考え方が広まってきたと指摘した。
このほか、国営企業の競争力強化や人民元の国際化、地方政府の債務削減、年金や税、金融部門の改革なども全人代の中心課題となる。