米富豪トランプ氏、TPPを痛烈批判
ロンドン(CNNMoney) 米富豪のドナルド・トランプ氏が、オバマ米大統領が進める環太平洋経済連携協定(TPP)への激しい批判を展開している。
トランプ氏は短文投稿サイトのツイッターで、「TPPは米国ビジネスへの攻撃だ。日本の為替操作は止められない。損な取引だ」と述べた。
米政府は2009年から、日本やオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、チリ、カナダ、メキシコなど11カ国とTPP交渉を続けてきた。
TPP交渉がまとまれば加盟国間の貿易関税が撤廃され、米企業の海外での競争力強化につながると期待されている。また、他国への投資もしやすくなる。
米政府の試算によれば、25年までにTPPが世界経済にもたらす経済効果は、1年あたり2230億ドル(約26兆7000億円)に達するという。