リニアが世界最速を記録、時速603キロ
東京(CNN) JR東海が21日、山梨県の実験線で実施したリニア車両の走行試験で、鉄道の世界最速記録を更新する時速603キロの記録が出た。
車両は時速600キロを超えるスピードで10.8秒、1.8キロを走行した。
実験線に隣接する山梨県立リニア見学センターの大神田剛雄センター長はCNNの取材に対し、「きょうここに集まった皆さんと同じく私自身も感激した。リニアのプロジェクトは日本に将来、素晴らしい成長が再び訪れるという期待を高めてくれる」と話した。
JR東海のリニアは車体が地上約10センチまで浮上する超伝導方式。2003年に時速581キロの世界記録を樹立し、今月16日には時速590キロに更新したばかりだった。
東京・名古屋間を約40分でつなぐリニア中央新幹線は、27年の開業を目指す。すでに営業運転が始まった路線としては、上海リニアが最高時速431キロを達成している。