米富豪トランプ氏、TPPを痛烈批判
だがトランプ氏は、TPPによって米国内で売られる外国製品が安くなり、米企業が打撃を受けると主張。特に製造業の足を引っ張り、失業の増加を招くと考えている。
またトランプ氏は、近年の日本の円安にも言及。「為替操作」により日本の輸出業者が米企業との競争で有利な立場に立っていると主張する。
12年のデータによれば、TPP交渉参加国と米国の貿易額は約1兆8000億ドルで、その前の3年間で46%も増加。米政府は、これらの国々との貿易により、国内で400万人の雇用が生み出されていると推計している。
米政府は欧州連合(EU)との間では、環大西洋貿易投資連携(TTIP)の交渉も行っている。