機内通話の規制緩和か、事前通知制の条件も 米運輸省
(CNN) 米運輸省は10日までに、旅客機内での携帯電話の通話利用の問題で航空会社に対し、使用を認める場合、搭乗前の乗客にその方針を伝え、「騒音」発生などでの了解を得ることを義務付ける制度を提案した。
乗客に対する説明の義務は航空券の販売業者も対象となっている。
米連邦通信委員会(FCC)は現在、携帯電話用の電波を使っての機内での通話機能は禁じている。ただ、この禁止規定にはWi-Fiを使っての手段が含まれておらず、航空会社が認めれば機内での携帯通話が可能ともなっている。
運輸省の今回の提案は、航空会社がWi-Fi利用を許可した場合、音声通話による騒音を嫌う乗客の立場を考慮した対応策ともなっている。
同省は提案に対する反応をまとめ、乗客への搭乗前の通告で十分なのか、Wi-Fi利用をそのまま認めるのか、あるいは禁止にするかの結論を下す方針。