中東・アフリカ発の米直行便、電子機器の機内持ち込みを禁止
電子機器を持ち込み禁止としたのは、国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の動向を監視している情報当局が、イエメンで米特殊部隊が行った作戦を通じて入手した情報をもとに、危険性が高いと判断したためだという。
AQAPは民間機を標的として、金属をほとんどあるいはまったく使わない爆弾を開発しようとしてきた。
ロイヤル・ヨルダン航空は20日のツイッターで、「米国行きと米国発の便では、乗客が電子機器を機内に持ち込むことが禁止される」と発表。21日からは、ノートパソコン、タブレット、DVDプレーヤー、電子ゲームは預け荷物の中に入れることを義務付け、機内への持ち込みは電話と医療機器のみ許可するとした。理由については「米当局の懸念」を根拠としているが、それ以上の説明は行っていない。
ロイヤル・ヨルダン航空以外に禁止措置の対象となる航空会社や国は明らかになっていない。ただし米国の航空会社は、対象国から米国への直行便を運航していないことから影響を受けない。