米FRB、政策金利を引き上げ 経済は「良好」
ニューヨーク(CNNMoney) 米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、政策金利を0.25%引き上げることを決めた。政策金利の引き上げは2008年の金融危機以降で3回目。
短期金利の指標となる「フェデラルファンド金利」の誘導目標は年0・75~1・00%の水準となる。
先ごろ発表された堅調な雇用情勢や、金利引き上げを「適切」とするFRBのイエレン議長のコメントから、政策金利の引き上げは広く予期されていた。
金利の引き上げはFRBが米経済の成長のペースについて自信があることを示唆しているといえそうだ。FRBは08年12月、落ち込んだ住宅市場の活性化のために金利を0%の水準にまで引き下げていた。
イエレン議長は記者会見で、「シンプルなメッセージは、米国経済はうまくいっているということだ。経済の堅調さとショックからの回復力に自信を持っている」と述べた。