ワクチンの有効性は76%、英アストラゼネカが新たな分析結果発表
(CNN) 英アストラゼネカは24日、新型コロナウイルスワクチンに関する新たな分析結果を発表し、76%の有効性が示されたと明らかにした。
重症者や重体、入院が必要な患者に対する有効性は100%だとした。65歳以上の予防については85%の有効性を示したという。
この数字はアストラゼネカが22日に発表した数字と大きく異なることはなかった。
アストラゼネカは、1次分析の結果は先に発表していた中間解析と一致しており、新型コロナウイルスワクチンの65歳以上を含む成人に対する高い有効性が確認されたと述べた。米当局に対して緊急使用許可(EUA)の申請を行い、全米でのワクチン配布の準備を進めているという。
アストラゼネカのワクチンに対しては、国立アレルギー感染症研究所が23日に異例の声明を発表し、新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験データを検証した独立機関のデータ安全性モニタリング委員会(DSMB)がアストラゼネカの発表した有効性に関するデータに懸念を表明したと発表していた。
アストラゼネカは22日の発表では、症状のある症例に関して79%の有効性があり、重症化や入院に対しては100%の有効性が示されたとしていた。