米ユナイテッド機、「整備上の問題」で引き返す
(CNN) 米ユナイテッド航空によると、11日に豪シドニーから米サンフランシスコへ向かっていた同航空のボーイング777―300型機が、「整備上の問題」で引き返した。
発表によれば、この便の乗客乗員は計183人。14時間近いフライトの予定だったが、離陸から2時間で方向転換を余儀なくされた。
シドニーに無事着陸した後、乗客は通常のゲートから降りた。同航空が宿泊費を負担し、翌日のサンフランシスコ行きチケットを手配した。
ユナイテッド航空機のトラブルは直近7日間で5回目。4日にエンジンが気泡緩衝材を巻き込んで飛行中に発火し、7日には別の機体から離陸直後にタイヤが落下した。
8日にはさらにオーバーランと、油圧系統の不具合による緊急着陸が起きていた。
航空機メーカーの米ボーイング社も最近、品質管理と安全性をめぐるトラブルが相次ぎ、厳しい調査に直面している。