太陽表面をはう糸状の低温ガス、NASAが映像公開

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太陽表面をはう「フィラメント」 NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、太陽の表面に「フィラメント」と呼ばれる低温の糸状のガスが広がっていく様子をとらえた太陽観測衛星の映像を公開した。

映像は8月6日から8日にかけての太陽活動をとらえたもので、全長約80万キロもある濃い赤色のフィラメントが、むちのような形で映っている。NASAによれば、フィラメントは不安定な磁場によって、低温の太陽物質が表面に現れる現象。

このフィラメントに関連した放射線は地球にも到達し、小規模の磁気嵐などが発生、北米の一部地域ではオーロラが観測された。米国立測候所によれば、この嵐は既にやんだという。

しかし米海洋大気局(NOAA)は、米国時間の4日から5日にかけて40%の確率で中規模の太陽フレアが発生すると予想。専門家によると、4日夜に米国などでオーロラが観測できる可能性がある。

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