火星から初の新曲デビュー、NASAが惑星間通信で披露

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米ラップ歌手ウィル・アイ・アム

米ラップ歌手ウィル・アイ・アム

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の探査機「キュリオシティ」の火星着陸を記念して制作された米ラップ歌手ウィル・アイ・アムの新曲が、火星からの惑星間通信で披露された。地球外の惑星での新曲デビューは初めてという。

火星デビューを飾ったのは、ウィル・アイ・アムが手掛けたシングル曲「リーチング・フォー・ザ・スターズ」。NASAがカリフォルニア州パサディナで28日に開いた記者会見で披露した。普段のヒップホップ調は影を潜め、40人編成のオーケストラがメロディーを奏でる。

NASAの「モヒカン男」ことボバック・ファードーシ氏が再生ボタンを押すと、管制官の間に拍手や歓声が巻き起こった。NASAによれば、同曲は地球から火星に送られ、4億8000万キロを旅してまた戻って来たという。ウィル・アイ・アムは「火星は遠いと思っていたけれど、それほど遠くなかった」と感想を漏らした。

歌詞は「なぜ空には限界があると? 月に足跡があるというのに」と訴えかける内容。ウィル・アイ・アムはパサディナの発表会に招かれた学生たちを前に、「自分で自分の可能性に限界を作ってしまうことなく、人間性とテクノロジーとの協調を追求してほしい」と語りかけた。

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