英南東部の町にライオン出没? ツイッターで注目、警察も出動
(CNN) 英南東部のエセックスでライオンがうろついているとの目撃情報があり、短文投稿サイトのツイッターでうわさが飛び交った。警察も捜索に乗り出したが、結局ライオンではなかったと判断して捜索を打ち切った。
発端は、同地を訪れていた観光客が、26日夜にメスのライオン1頭がうろついているのを見たという目撃情報を寄せたことだった。警察は動物園の専門家とともに、ヘリコプターの赤外線カメラを使って付近一帯を捜索し、住民らに警戒を呼びかけていた。
この間、ツイッターには目撃情報が相次いで投稿され、「EssexLion」というアカウントの読者登録数は3万5000人を超えた。正体は色を塗って付け毛を付けたユキヒョウではないかとの説も飛び交ったほか、コメディアンのデービッド・シュナイダー氏は、内部告発サイト「ウィキリークス」創始者のジュリアン・アサンジュ容疑者の亡命事件にちなんで、ロンドンのエクアドル大使館にライオンが避難しているのを見かけたとツイートした。
しかし捜索の結果、ライオンがいたことをうかがわせる痕跡が何も見つからなかったことから、警察は「大型の飼い猫か野生の猫」だった可能性が高いと判断し、捜索を打ち切った。
目撃情報を寄せたスー・ライトさんはCNNの取材に対し、双眼鏡でのぞいたところ、ライオンと思える大型動物が見えたと証言。この動物は体高が人間の腰の高さあたりまであったと話している。