体長5.3メートルの巨大ヘビ、87個の卵持つ 米フロリダ州

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ヘビの解剖の様子=Kristin Grace/Univ of Florida提供

ヘビの解剖の様子=Kristin Grace/Univ of Florida提供

マイアミ(CNN) 米フロリダ大学自然史博物館は14日までに、州内の国立公園に生息していた体長約5.3メートル、体重約75キロの超大型ニシキヘビの死骸から、これまでで最も多い87個の卵が見つかったと発表した。

見つかったのは外来種のビルマニシキヘビで、同州のエバーグレイズ国立公園から10日に持ち込まれた。同公園内で発見されたヘビとしては最大だという。これまでの最大は体長5.1メートル、卵の数は85個だった。

大きすぎて研究室に運び込むのも苦労したといい、テーブルを何台もつないだ台の上に広げ、研究者5人が1列に並んで解剖した。

ビルマニシキヘビは東南アジア原産で、1979年に初めてエバーグレイズ国立公園で見つかった。繁殖力が強く天敵もいないことから同州南部で瞬く間に繁殖し、現在の個体数は数千匹とも数十万匹ともいわれる。同公園や野生生物保護当局は固有種に与える影響を懸念し、対応に当たっている。

野生のメスが生む卵の数など、生態については詳しく分かっていないことも多く、研究チームでは生態を解明して繁殖を食い止める手がかりとしたい考え。

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