まさに危機一髪、歩行者の通過直後に建物が崩落 英ロンドン

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歩行者歩行者が通り過ぎた直後、建物の一部が歩道へと崩れ落ちた/courtesy Alexandra Sohret Marie Hamit

歩行者歩行者が通り過ぎた直後、建物の一部が歩道へと崩れ落ちた/courtesy Alexandra Sohret Marie Hamit

(CNN) 英ロンドンで強風にあおられてれんが造りの建物の一角が崩れ、歩道上に落下する事故があった。防犯カメラの映像には、崩落の直前にこの現場を通り過ぎた歩行者の姿が映っていた。

映像の中の男性は10日午前、ロンドン北東部のストークニューイントン・ハイストリートに面した建物の前を歩いていた。この男性が通り過ぎたわずか1~2秒後、建物上部の胸壁が崩れ、地面に大量のれんがが降り注いだ。

英気象庁によると、イングランド南部のこの日の最大風速は約31メートルに達し、線路の上に樹木が倒れたり、足場が崩れるなどの被害が相次いでいた。

ロンドン消防団によると、上記のストークニューイントンの事故では負傷者はなかった。

映像をとらえたのは、道路の反対側にあるスーパーマーケットの防犯カメラだった。当時、募金活動のため同店にいたというボビー・カサンガさんは、「れんがが崩れ落ちる音を聞いて外へ走り出た」「店内に戻って防犯カメラで何が起きたのかを確認し、あの人がどれほど幸運だったのかが分かった」と話している。

がれきがさらに落下する恐れもあったことから、現場の一帯は封鎖された。

地元紙によると、問題の建物は解体が計画されたものの、2010年に申請が撤回されていた。

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