いつまでも子犬の姿のシェパード犬、飼い主たちの励ましに
(CNN) いつまでたっても子犬にしか見えない1匹のジャーマンシェパードが、インスタグラムを通じて同じ症状をもつ犬の飼い主たちの励ましになっている。
「レンジャー」は2歳半のオスのシェパード犬。大学生のシェルビー・メイヨーさんとダーシー・メイヨーさんの姉妹が子犬の時から飼い始め、インスタグラムに専用のアカウントを開設した。
インスタグラムのフォロワーは9万1500人。仲間の犬と遊んだり、飼い主に抱かれたり、自分と同じくらいの大きさの玩具で遊んだりする写真が投稿されている。
飼い主の姉妹によると、レンジャーには一種の小人症の症状があり、体重は6.8キロほどしかない。米ケンネルクラブによると、大人のオスのジャーマンシェパードは通常、40キロ程度になる。
/@ranger_thegshepherd from Instagram
レンジャーは可愛い写真の背後で、幾つもの疾患を抱えていた。
飼い主一家は寄生虫感染や甲状腺などの疾患のため、何度も獣医師通いを続けてきた。寿命も短かくなる公算が大きいという。
「(犬の小人症は)極めてまれなので、あまり情報がない」「獣医師でさえもあまりよく知らなかった」とダーシーさんは振り返る。そこでインスタグラムのフォロワーに問いかけたところ、同じ症状の犬を飼っているというユーザーから多くのアドバイスが寄せられた。
/@ranger_thegshepherd from Instagram
シェルビーさんとダーシーさんは折に触れ、こうしたアドバイスを他の飼い主にも伝えている。「ほかの人たちの助けになって、認識を高めてもらえるのは本当に素晴らしい」とダーシーさんは言う。
「自分の犬が病気だと思うと、とても恐ろしく感じることもある」とダーシーさん。しかしレンジャーのインスタグラムが、飼い主へのアドバイスだけでなく、そうした暗い気持ちを明るくする助けになってくれればと話している。