警察犬が逃走した容疑者に射殺される、同僚警官らが追悼 米アリゾナ州
(CNN) 米アリゾナ州で、逃げようとする容疑者を追跡した警察犬が、容疑者に射殺される事件があった。同州エルミラージュ警察署がフェイスブックで明らかにした。
射殺されたのはエルミラージュ警察署に所属する警察犬の「コーキ」。フェイスブックへの投稿で同警察は、「警察犬のコーキが職務中に、同僚の警官を守って命を落とした」と伝えた。
CNN系列局のKNXVによると、コーキを撃ったのは、加重暴行の容疑で指名手配されていたジョー・ルーラス容疑者(38)。22日夜、拳銃を持って逃走したため警官がコーキに追跡させたところ、ルーラス容疑者が振り向きざま、コーキを銃撃した。
ルーラス容疑者はその後、住宅の中で死亡しているのが見つかった。警察は自殺だったと見ている。
エルミラージュ警察で23日夜に営まれた追悼集会には地元住民らが集まって、コーキの死を悼んだ。
フェイスブックには追悼動画も掲載され、コーキの訓練中の姿や、地域の子どもたちと交流する姿、職務を遂行する姿を紹介。「一緒に仕事ができてうれしかった」と感謝の言葉が添えられている。