寄付されたおもちゃ消える、かわいい「犯人」判明 米警察署
(CNN) 米マサチューセッツ州フランクリンの警察署でこのほど、クリスマスを前に恵まれない子どものために集めたおもちゃの一部がなくなる出来事があったが、かわいい「犯人」の正体がわかった。CNN系列局のWFXTが伝えた。
犯行現場を押さえられ、カメラにもその様子が捉えられたのは、同署に配属されたセラピー犬、ベン・フランクリンだった。
署の幹部ジェームズ・ミル氏はWFXTの取材に、「おもちゃを目にしたベンは全部自分のものだと思い込んでしまった」と振り返る。
ベンの後をつけたら余罪も明らかになった/WFXT
赤ちゃん人形の入ったカゴをくわえる姿を署員に目撃されると、ベンはそそくさと逃走。しかし逃げた先は机の下の寝床で、盗んだおもちゃをため込んでいることがばれてしまった。
おもちゃには大量の唾液が付着していて回収できず、警官らは代わりの品を用意したという。
ベンは訴追を免れる見通しだが、おもちゃの保管室への入室は禁じられた。
ただ、ベンにとってはラッキーなことに、署内には友人がいる。
ベンは署員の人気者で、「ベンが入ってくると太陽の光が差したように明るくなる」という/WFXT
ミル氏は「この署の中心にはベンがいる。ベンは決まってパーティーに現れる人気者の友人のような存在だ」「ひどい一日を過ごしていても、ベンが入ってくると太陽の光が差したように明るくなる」と話している。