「クルードラゴン」がドッキング成功、野口さんらISSに入る
ニューヨーク(CNN Business) 米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士3人と日本人飛行士の野口聡一さんを乗せたスペースXの宇宙船「クルードラゴン」1号機が米東部時間の16日午後11時(日本時間17日午後1時)すぎ、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。
軌道に投入されたクルードラゴンとISSはどちらも時速2万7000キロあまりの速さで同方向に進みながら、ゆっくりと距離を縮めた。
ドッキングから約2時間、気密性を確認する点検が行われた後で飛行士4人がISSに入り、先月から滞在している米国人1人、ロシア人2人のクルーとあいさつを交わした。
クルードラゴンに搭乗したNASAの飛行士の1人、ビクター・グローバーさんは初の宇宙飛行で、黒人初のISS滞在クルーとなった。
4人は約6カ月間ISSに滞在し、科学実験やISSの保全・修理作業にあたる。来春の帰還前には、クルードラゴンの2号機がISSに向けて打ち上げられる予定だ。