野口さん搭乗の宇宙船「レジリエンス」、14日打ち上げへ
(CNN) 日本人の野口聡一さんと米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士3人が搭乗する宇宙船が14日、米フロリダ州のケープカナベラルから打ち上げられる。打ち上げを前にNASAが8日午後、フロリダ州のケネディ宇宙センターで記者会見を行い、野口さんらが抱負を語った。
4人の宇宙飛行士はNASAとイーロン・マスク氏の民間宇宙企業スペースXの共同プロジェクトで開発された宇宙船「レジリエンス」に搭乗し、「ファルコン9」ロケットで国際宇宙ステーション(ISS)を目指す。
打ち上げは当初10月31日に予定されていたが、機材のテストのために延期されていた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士の野口さんは、NASAのスペースシャトルとロシアの宇宙船「ソユーズ」の経験を持つベテラン。
NASAのビクター・グローバー宇宙飛行士は、黒人として初めてISSのフルタイムクルーメンバーを務める。
野口さんは記者会見の中で、「私たちは誇りを持って宇宙へ行く。私たちの名はレジリエンス。レジリエンスは回復の力、再興の意思であり、私たちは生存のために努力する」と力を込めた。
"It's really special today because we flew an airplane in here, but the plan is for us leave on top of a rocket." - @VicGlover of @NASA_Astronauts anticipates the Nov. 14 liftoff from @NASAKennedy of the NASA @SpaceX Crew-1 mission. pic.twitter.com/H2bUXWY68f
— NASA (@NASA) November 8, 2020
船長を務めるマイク・ホプキンズ宇宙飛行士は、乗員が打ち上げを前に隔離生活を送っていたことを打ち明け、「パンデミックで事情が少し変わった。私たちは約3週間の隔離状態に入っていた。以前であれば2週間だった」と語った。「家族も私たちと一緒に隔離状態に入った。これも以前とは少し違うかもしれないが、全体的には非常にうまくいった」と振り返っている。