豪女性の脳から生きた線虫を摘出、体長8センチ

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64歳の患者の女性は記憶障害やうつ症状に悩まされていたという/Hossain M/Kennedy KJ/Wilson HL

64歳の患者の女性は記憶障害やうつ症状に悩まされていたという/Hossain M/Kennedy KJ/Wilson HL

研究者らによると、女性はニシキヘビのすむ湖畔に住んでいた。線虫は女性が地元で採った葉物野菜についていたとみられる。ニシキヘビがふんとともに線虫の卵を排出し、それが野菜や調理器具を介して女性の口に入ったという説だ。女性の肺や肝臓にも幼虫がいた可能性が高い。

同専門医によれば、この線虫が人から人へ感染することはないが、ほかの地域でもヘビから間接的に人間にうつることはあり得る。野草を採った時は手洗いを心掛け、食べる前によく洗うよう注意する必要がある。

これとは別に、脳にサナダムシの幼虫が入り込んで嚢胞(のうほう)ができ、神経症状を引き起こす感染症も、各地で報告されている。

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