豪女性の脳から生きた線虫を摘出、体長8センチ
研究者らによると、女性はニシキヘビのすむ湖畔に住んでいた。線虫は女性が地元で採った葉物野菜についていたとみられる。ニシキヘビがふんとともに線虫の卵を排出し、それが野菜や調理器具を介して女性の口に入ったという説だ。女性の肺や肝臓にも幼虫がいた可能性が高い。
同専門医によれば、この線虫が人から人へ感染することはないが、ほかの地域でもヘビから間接的に人間にうつることはあり得る。野草を採った時は手洗いを心掛け、食べる前によく洗うよう注意する必要がある。
これとは別に、脳にサナダムシの幼虫が入り込んで嚢胞(のうほう)ができ、神経症状を引き起こす感染症も、各地で報告されている。