アラスカ近海から消えた数十億匹のズワイガニ、温暖化による餓死だった

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ズワイガニの脱皮した殻=6月、アラスカ州にあるアラスカ水産科学センター/Joshua A. Bickel/AP

ズワイガニの脱皮した殻=6月、アラスカ州にあるアラスカ水産科学センター/Joshua A. Bickel/AP

結果的に数十億匹のズワイガニが餓死。アラスカの漁業は壊滅的な打撃を受けた。

ズワイガニの激減は、海の温暖化と海氷の消滅によって北極圏の生態系が大きく変化していることの表れでもある。専門家によると、アラスカの近海は、タラバガニやアシカなどの海洋生物にとっても生息できない場所になりつつある。

温暖化の影響でベーリング海にはそれまでいなかった種も進出し、ズワイガニのような種を脅かしている。

例えばマダラは海水温が壁となって、極端に冷たい海には到達できなかった。しかし18~19年の熱波で異常に温暖化した海にマダラが入り込み、残っていたズワイガニを餌にしていた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「気候変動」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]