映画のジョブズ氏役、トム・クルーズに打診していた
ニューヨーク(CNNMoney) 映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが制作を予定していたアップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ氏の伝記映画で、トム・クルーズがジョブズ氏役を打診されていたことが、同社から流出した電子メールで明らかになった。
ソニー・ピクチャーズはサイバー攻撃を受けて大量の情報が流出し、インターネット上に8日、この情報が暴露された。クルーズへの打診は、この中にあった同社のエイミー・パスカル共同会長の電子メールで触れられていた。
ジョブズ氏の伝記映画を巡っては、レオナルド・ディカプリオやクリスチャン・ベールもジョブズ氏役を辞退したと伝えられている。
脚本を手がけるアーロン・ソーキン氏は10月下旬、プロデューサーのスコット・ルーディン、監督のダニー・ボイル両氏を説得してトム・クルーズの起用を促したと述べていた。クルーズが仲のいい脚本家のクリストファー・マッカリーを引き込もうとする不安もあったが、クルーズの代理人は、そうはならないと請け合ったという。
ソニー・ピクチャーズのパスカル氏の反応は「ラブ、ラブ、ラブ」だった。
しかし結局、この計画は実現しなかった。芸能誌ハリウッドリポーターによると、伝記映画はユニバーサルが制作することになり、クルーズの起用も立ち消えになった。
ジョブズ氏役にはマイケル・ファスベンダーの名が挙がっている。