アップルの時価総額、過去最高の7000億ドルを記録
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルの株価が25日、一時120ドル近くまで値上がりし、同社の時価総額は世界の企業として史上初の7000億ドル(約82兆6000億円)台を記録した。
時価総額は2位の米エクソンモービルを3000億ドルも上回り、ライバルの米グーグルの約2倍に達した。
創業者のスティーブ・ジョブズ氏が2011年に死去した後、後継のティム・クック最高経営責任者(CEO)の力量を巡って投げかけられた不安もほぼ払拭(ふっしょく)された形だ。
投資家は新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6」などの発売を歓迎し、腕時計型端末「アップルウオッチ」やモバイル電子決済システム「アップルペイ」にも大きな期待を寄せている。
調査会社ファクトセットによると、アナリストの4分の3がアップル株の買いを推奨している。著名投資家のカール・アイカーン氏は最近、アップル経営陣への書簡で、同社の株は203ドルまで値上がりする可能性があると予測した。同社の時価総額は1兆ドルを突破することになるが、現在の株価より70%超高い水準であり、近い将来にそこまで到達する可能性は低いとみられる。