「iPhone 6は3年遅かった」 ウォズニアック氏
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが9月に発売した大画面搭載の「iPhone 6」について、同社共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏が、もっと早く発売すべきだったと発言した。
ウォズニアック氏はテキサス州で開かれたカンファレンスの会場でCNNの取材に応じ、「もしアップルが大画面iPhoneを3年前から発売していれば、スマートフォン市場でもっと大きなシェアを獲得できていたはず」「サムスンとももっとうまく競争できていただろう」と語った。
IT調査会社IDCの統計によれば、スマートフォン市場でサムスン電子は24%のシェアを確保している。アップルのシェアはその半分の12%。9月にiPhone 6が発売されるまで画面が小さかったiPhoneは、グーグルのOS「アンドロイド」を搭載した大画面スマートフォンに水をあけられていた。
故スティーブ・ジョブズ氏と共にアップルを創業したウォズニアック氏は、1987年にアップルの経営から退いた後も同社製品を愛用している。
ただ、来年発売予定の腕時計型端末「Apple Watch」にはあまり期待していないと話す。「私は以前から手首に着けられるスマートフォンが欲しかったので、いち早く登場したスマートウォッチを幾つか買った」「でもすぐにやめてしまって、スマートウォッチに対して否定的になった」。