米ディズニー、テーマパーク内での自撮り棒禁止
ニューヨーク(CNNMoney) 各国でテーマパークを展開する米ウォルト・ディズニーが、パーク内での「自撮り棒」の使用を禁止すると発表した。フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドやカリフォルニア州のディズニーランドなど米国内のテーマパークでは30日から、パリと香港のディズニーランドでは7月1日から自撮り棒が禁止になる。
ディズニー広報はこの措置について、「残念ながら、自撮り棒がゲストとキャストの両方に及ぼす安全上の懸念が強まっている」と説明した。
ディズニー・ワールドのビッグサンダーマウンテンやスペースマウンテンといったジェットコースター型アトラクションでは既に自撮り棒禁止に踏み切っている。それでもゲストが乗車中に自撮り棒を突き出したためにビッグサンダーマウンテンが運行を停止する事態が頻発していた。
禁止措置が導入されたパークでは、入場の際に自撮り棒を預けることも可能。駐車場には自撮り棒を車内に置いて行くよう呼びかける看板を設置する。
自撮り棒禁止の動きは各国で広がっており、米ニューヨークのメトロポリタン美術館やケンタッキーダービーの競馬会場、英プレミアリーグのサッカー競技場、英ロンドンのナショナルギャラリー、野外音楽フェスティバルのコーチェラ、フランスのベルサイユ宮殿など多数の施設が相次いで禁止を打ち出している。