「トム・ハンクスのAIバージョン」映像、無断で広告に使われたと本人が訴え
(CNN) 米俳優のトム・ハンクスさんが、人工知能(AI)を使って作成された自分の映像が無断で歯科保険の宣伝に使われているとして、「自分とは無関係」とインスタグラムで訴えた。
投稿には、AIで作成したと思われる若い頃のハンクスさんに似せた写真も添えられている。これが問題の歯科保険広告に使われた写真なのかどうかは不明。
1日の投稿の中でハンクスさんは「気を付けて! 私のAIバージョンを使って歯科保険を宣伝する映像が出回っています。私とは何の関係もありません」と強調している。
ハンクスさんが言及した歯科保険広告について、CNNは独立した立場から確認することはできていない。
ハリウッド映画業界ではAIを使った仮想俳優の制作が大きな問題として浮上。全米映画俳優組合(SAG―AFTRA)が続けているストライキでも争点の一つとなっている。