米ネットフリックス、DVDレンタル事業を終了

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米国では赤い封筒と言えばネットフリックスの同義語だった時代も長く続いた/Andrew Harrer/Bloomberg/Getty Images

米国では赤い封筒と言えばネットフリックスの同義語だった時代も長く続いた/Andrew Harrer/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米ネットフリックスは9月29日、DVDのレンタル事業を終了した。DVDレンタル事業は25年の歴史に幕を下ろした。

ネットフリックスは今年に入り、郵送を利用したDVDのレンタル事業を終了すると発表していた。ネットフリックスがオンラインでの配信サービスに徐々に軸足を移してから16年が経過している。ネットフリックスは引き続き、DVDの返品を10月27日まで受け付ける。

ネットフリックスは1998年にDVDの郵送サービスを開始したが、利用者はこのサービスによって車で近くのレンタルビデオ店に行くよりも手軽にDVDを借りることができた。

DVDを郵便で受け取るというアイデアは時代遅れのように聞こえるかもしれないが、長年の利用者の一部はCNNの取材に対し、DVDという選択肢に価値を見いだしていると述べた。

しかし、ネットフリックスにとって、DVDの郵送サービスはここ数年、価値が下がっていた。同社幹部は4月、ブログへの投稿で、「我々の目標は常に会員に最高のサービスを提供することではあるが、DVD事業が縮小を続けるなかで、段々とそれが難しくなるだろう」と述べていた。

ネットフリックスはDVD事業の終了によって、ゲームやライブといった双方向性のあるコンテンツなどの新しい市場に進出する際の経営資源をより集中させることができるようになるかもしれない。

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