「トム・ハンクスのAIバージョン」映像、無断で広告に使われたと本人が訴え
AIを利用すれば、そこにいない俳優の演技をCGIで作り出すことがはるかに容易になる。俳優組合側は、制作会社がAIを使ってデジタル肖像を制作し、正当な報酬なしに永久に使用することで、俳優の仕事を奪おうとしていると主張する。
ハンクスさん自身も5月のポッドキャストの中で俳優業におけるAI使用の可能性に言及し、映画エージェントが俳優の肖像権を知的財産として保護するための契約について交渉を行っていると説明した。
さらに「今や誰でもAIやディープフェイク技術を使って、どんな年齢の自分でも再生できるようになった。私は明日にもバスにはねられて終わるかもしれない。しかし私の演技はずっとずっと続けられる」と語っていた。