ファッションブランド「ウンガロ」を1965年に創設したフランスのファッションデザイナー、エマニュエル・ウンガロ氏が死去した。86歳だった。ウンガロがインスタグラムの公式アカウントを通じて22日に明らかにした。
インスタグラムの投稿ではウンガロ氏について、「官能性と色彩、そして華麗さの巨匠として、われわれの記憶に残り続ける」と評している。
ファッション誌ヴォーグの英国版は、「華やかな模様使いや優雅なドレープをあしらい、女性の体形を心地よく鮮やかに包むことを重視する作品を創作した」と同氏をしのんだ。
同誌によれば、ウンガロのブランドは約40年後、実業家のアシム・アブダラ氏に8400万ドル(約90億円)で売却した。
コレクションの発表会でモデルとともに登壇したウンガロ氏=2002年7月10日、パリ/Philippe Wojazer/Reuters
ウンガロのウェブサイトによると、ウンガロ氏は2004年に同ブランドから身を引いていた。「それまではシーズンごとに新しいコレクションを披露し、トレンドを予測してその大胆なデザインを通じた誘惑の力を女性たちに思い起こさせることによって、常に同社を牽引(けんいん)していた」としている。