米プロバスケットボールNBAで一時代を築いたマイケル・ジョーダンさんが試合で使用したサイン入りのバスケットシューズが17日競売にかけられ、56万ドル(約6000万円)で落札された。競売大手サザビーズが明らかにした。
スニーカーの落札価格としては史上最高額を更新した。
ナイキの「エアジョーダン1」の競売には世界中から10人が参加した。
サザビーズによれば、競売の最後の20分間で落札価格は30万ドル上昇した。落札価格は当初の予想の15万ドルを3.5倍以上上回った。
靴の片方にジョーダンさんのサインが入っている/Sotheby's
今回の競売によってスニーカーの落札価格の最高記録が塗り替えられた。これまでの最高記録は、昨年行われた競売でナイキの「ムーン・シュー」についた43万7500ドルだった。ムーン・シューは1972年の五輪選考会向けに限定生産されたものだった。
エアジョーダン1はジョーダンさんに対して特別に作られたもので靴ひもは赤色。
サザビーズによれば、エアジョーダン1は1985年の2月から4月にかけて製造され、ジョーダンさんが初期のキャリアの重要な時期に履いており、スニーカーの人気を高めたという。ジョーダンさんはキャリアの大部分で左右の大きさの違うスニーカーを着用しており、サイズは左が13インチ、右が13.5インチだという。