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ケイト・ブランシェット、「102本のスプーン」でできたトップスを纏ってレッドカーペットに登場

アンティークスプーンで作られたトップスを着用するケイト・ブランシェット

アンティークスプーンで作られたトップスを着用するケイト・ブランシェット/Jon Kopaloff/Getty Images

(CNN) オーストラリア出身のオスカー女優、ケイト・ブランシェットは6日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われた映画「ボーダーランズ」のレッドカーペットイベントに、スウェーデンのブランド「ホダコバ」の102本のアンティークスプーンで作られたトップスを着用して登場した。

ホルターネックのこのトップスは、スウェーデンの地方で大量のアンティークスプーンを調達したエレン・ホダコバ・ラーション氏がデザインした。

ホダコバは作品に先祖伝来の家財を使うことが多い。同氏はCNNに寄せた声明で「世界初の完全に持続可能なファッションメーカーを作り、循環性の可能性に対するファッション業界の見方を変えることに専念している」と述べている。

このトップスには102本のスプーンが使われている/Monica Schipper/WireImage/Getty Images
このトップスには102本のスプーンが使われている/Monica Schipper/WireImage/Getty Images

声明には「ホダコバは古い素材を高級品に変えることで、日常で見つかる素材を転用し、概念的にアップサイクルしてユニークな作品にすることを通じて物語を作り上げている」とも書かれている。

持続可能性に焦点を当てたこの姿勢はブランシェットの信念と一致している。ブランシェットは、レッドカーペットに何度も同じ服装で登場することで知られているが、これはハリウッドでは珍しいことだ。ブランシェットは昨年、映画のプレミアで4年前に着ていたアレキサンダー・マックイーンの特注スーツを再び着用した。

ブランシェットは2010年、オーストラリアのシドニー・シアター・カンパニーの芸術監督を務めていたときにも持続可能性を推進。その歴史ある本拠地の屋上にソーラーパネルを設置した。

カトラリーがオートクチュールになったのはこれが初めてではない。23年2月のロンドン・ファッション・ウィーク中、トルコ生まれでロンドンを拠点とするデザイナー、ディララ・フィンドゥコルはアンティークのナイフを使ったドレスを手作りで仕上げ、注目を浴びた。このドレスはその後、エマ・コリンやハリ・ネフなどのスターが着用している。

原文タイトル: Cate Blanchett wears top made of 102 spoons on the red carpet(抄訳)

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