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ナポレオンの拳銃2丁、3億円で落札

ナポレオンが友人に贈った拳銃が競売に出品された

ナポレオンが友人に贈った拳銃が競売に出品された/Michel Bury/Osenat

(CNN) フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが所有していたフリントロック式拳銃2丁が競売にかけられ、169万ユーロ(約2億9500万円)で落札された。

これらの銃は7日、パリ郊外のフォンテーヌブローにあるフランスの競売会社オセナで売却された。当初の推定価格は120万~150万ユーロだった。

オセナによると、この銃はナポレオンが1814年4月に自殺を図った直後にナポレオンの友人でもあり従者でもあったアルマン・ド・コーランクールに贈られた。

フランス政府が国宝に指定したため、国外への持ち出しができないという/Michel Bury/Osenat
フランス政府が国宝に指定したため、国外への持ち出しができないという/Michel Bury/Osenat

ナポレオンはこの直前までロシア遠征に対抗して結成された欧州諸国の同盟軍と一連の戦闘を繰り広げていた。

ナポレオンはこれらの戦いで数多くの勝利を手にしてきたが、パリは14年3月31日、同盟軍によって陥落した。

オセナによると、コーランクールは自殺未遂の前に「ナポレオンは数日間、自殺する方法を話していた」と語った。ナポレオンは「拳銃を頻繁に調べ、小物入れから銃弾を取り出していた」という。

オセナによれば、最終的にナポレオンはフォンテーヌブロー条約に署名した後、服毒自殺を試みた。自殺が未遂に終わったナポレオンは退位し、イタリア沖のエルバ島に追放された。

拳銃は黒檀(こくたん)が施されたウォールナット材の箱に入れて販売された。箱のふたの内側は緑のベルベットで覆われており、中央にNの文字があしらわれ、花の刺繍(ししゅう)で縁取られている。箱と拳銃2丁にはナポレオンの花押も刻まれている。

オセナは昨年11月、ナポレオンの有名な黒い帽子の一つを193万2000ユーロで売却した。

オセナは8日、CNNに対し、拳銃は売却の1週間前にフランス政府によって国宝に指定されたためフランスから持ち出すことはできないと語った。

競売人のジャンピエール・オセナ氏はオセナが投稿した動画の中で「この拳銃2丁はフランス皇帝の没落、終焉(しゅうえん)、退位を象徴している」と語った。

同氏は「ナポレオンは権力の頂点から転落した。この銃2丁での自殺も考えた」と言い添えた。

「したがって、これは終焉、没落のイメージを象徴している」

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