欧米当局、年末商戦に合わせて偽造品サイト取り締まり
ワシントン(CNN) 米感謝祭に続く月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれ、例年この日からインターネット上の年末商戦が本格化する。米当局は26日、偽造品などを扱うショッピングサイトに対する恒例の取り締まりを実施した。
サイバーマンデーに合わせた取り締まりは今年で3回目。今回は初めて、欧州諸国と共同で実施した。ベルギー、デンマーク、フランス、ルーマニア、英国と欧州刑事警察機構が参加した。
米移民税関捜査局(ICE)は、有名ブランドの名をかたった偽造品サイト101件を差し押さえた。欧州の各当局も計31件を差し押さえ、さらに取り締まりを続けている。これらのサイトには、差し押さえを知らせる文章が表示されている。
ICEのモートン局長は、大半のサイトが外国を拠点に運営されていると指摘し、「我々が相手にしているのは犯罪組織だ」と述べた。同氏によると、最近は本物と見分けのつきにくい偽造品も増えているが、明らかに偽物と分かる商品も多い。あるサイトでは「ディズニーの100年」と題したDVDを販売していた。ウォルト・ディズニー社は1923年設立で、まだ100年を迎えていない。
ICEの知的財産権調整センターが2010年6月の設立以来、差し押さえたサイトは計1639件に上っている。