米マイクロソフトの次期トップ、ノキアCEOが候補に
調査会社ABIリサーチによると、ノキアは2008年の時点でスマートフォン市場の首位に立ち、41%のシェアを握っていた。しかし同年に登場したグーグルのOS「アンドロイド」が勢力を伸ばす中、ノキアの中核だったOS「シンビアン」は取り残された。
2010年にノキア入りしたエロップ氏はこの問題を認識してシンビアンの打ち切りと新しいOSの開発中止を決断。マイクロソフトと組んで同社の携帯向けOS「ウィンドウズフォン」を搭載した端末の製造に乗り出した。
だが調査会社IDCによると、ウィンドウズフォンのスマートフォン市場でのシェアは4%未満。搭載端末の82%をノキアが製造していることもあってアプリの数は比較的少なく、消費者受けもしていない。
もしエロップ氏がマイクロソフトの次期CEOに就任すれば、再び1企業の方向転換を率いることになる。しかし同氏はまだこの方面での実績を示していない。