兵士が携行、軽量小型のドローン登場 偵察に活躍
ワシントン(CNNMoney) 米軍に小型無人飛行機(ドローン)を納入している米企業「エアロバイロンメント」は14日までに、兵士の制服のポケットなどに収納可能とする小型ドローン「スナイプ」を公開した。
今年4月には最初の約20機を既に政府関連機関に引き渡したとしている。
重さは野球ボールほどで、近接距離用の偵察監視用の機能を持つ。兵器はないが、兵士による戦闘現場などでの状況監視に役立つと主張している。
スナイプは4つの回転翼を持つドローンで、飛行可能時間は約15分で最高速度は時速20マイル(約32キロ)。手の平から飛ばすことができ、タブレット端末から操作する。
同社は売り込み先として軍の他、消防士などの緊急事態対応要員なども想定している。消防署は火勢の広がりなどを把握するため大型のドローンの採用を既に始めている。
同社の広報担当者によると、値段の問題などもあり一般消費者向けには販売しない方針。値段は明らかにしていない。