米大統領選介入、「愛国ハッカー」の仕業? プーチン氏
モスクワ(CNN) ロシアのプーチン大統領は1日、サンクトペテルブルク経済フォーラムの席上、「愛国的ハッカー」が昨年の米大統領選に介入した可能性があると示唆した。
米大統領選に関係したサイバー攻撃がロシア発だった可能性をプーチン大統領が認めたのはこれが初めて。
プーチン大統領はこれらのハッカーを、絵を描く芸術家になぞらえた。
「もし愛国心があれば、(芸術家もハッカーも)ロシアを悪く言う人々と戦うため、自分に合った方法で(国に)力を貸すだろう」とプーチン大統領は述べた。
一方でプーチン大統領は、ロシア政府はサイバー攻撃とは無関係との立場を変えなかった。
「最も重要なのは、これは政府レベルで行ったことではないという点だ」とプーチン大統領は述べた。「第2に、何者かが故意にやった可能性も考えられる。つまりロシアが起点だと思われるような方法でこれら攻撃の連鎖を行ったのだ。現代の技術ではそうしたことは簡単に行える」
また大統領は、ハッカーが介入したとしても他の国の選挙結果を変えることはできないとの見方を示した。
「いかなる国でもハッカーが選挙運動に影響を与えることはできない。欧州でもアジアでもb米国でもだ」