米配車大手「リフト」、求職者に無料サービス提供へ
(CNN) 米配車サービス大手リフトは27日までに、求職者が採用面接に出向く時や、通勤を始めた当初の交通手段として利用できるよう、無料または割安のサービスを提供すると発表した。
低所得層が抱える「交通格差」の是正を目標に、全米ダウン症協会や慈善団体のユナイテッド・ウェイと連携し、米国とカナダの計35カ所で実施するという。
サービスは面接当日に加え、採用から3週間後までの通勤に利用することができる。
リフトは声明で「失業者にとっては、面接や当初数週間の通勤に使える確実な交通手段が、長期的な雇用を確保できるか、そのチャンスを失うかの分かれ道になり得る」と強調した。
リフトの利用例のうち、低所得地域を出発地または目的地とするルートは全体の44%を占めるとの統計もある。
米労働省が発表した先月の失業率は3.5%と、1969年12月以来の低水準で、就業者数は前月から13万6000人増えていた。ただし就業者数の増加ペースは、昨年の月平均22万3000人増に比べるとかなり減速している。