パーティー会場で銃乱射、2人死亡 逃走した男の手掛かりつかめず 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州グリーンビル近郊で26日深夜、大勢の若者が出席していたパーティーの会場で何者かが銃を乱射する事件があり、2人が死亡、14人が負傷して近くの病院に運ばれた。警察は27日、現場から逃走した男の行方を追っていることを明らかにした。
容疑者の男の特徴などについては現時点で分かっていない。ハント郡警察は、「男の特徴に関するパーティー出席者の証言はまちまちで、現時点で容疑者に関する確固たる情報は提供できない」としている。
パーティーはテキサスA&M大学コマース校の学生などでつくる団体が主催していた。今回のイベントは大学の公認は受けていない。
負傷した14人のうち、12人は銃で撃たれ、残る2人は窓から逃げようとして切り傷などを負った。負傷者のうち数人が重体となっている。
事件は26日午後11時45分ごろ、グリーンビルにあるイベントスペースで発生した。
![現場のパーティー会場では最近改修が行われていたという/from Facebook/The Party Venue](/storage/2019/10/28/ccc61690ab8ae3aad42fa408f13c134d/greenville-texas-shooting-venue.jpg)
現場のパーティー会場では最近改修が行われていたという/from Facebook/The Party Venue
現時点で容疑者は特定されておらず、動機も不明。目撃者の証言によると、容疑者の男はパーティーの出席者ではなく、裏口から会場に侵入したと思われる。男は持っていた短銃でまず狙った1人を撃ち、続いて無差別に発砲したという証言もある。
警察は目撃者約20人から事情を聴いたものの、「銃撃犯についてはっきりした証言ができる人は誰もいなかった。現場に防犯カメラは設置されていなかった」という。
捜査には米連邦捜査局(FBI)などが協力しているほか、現場にはアルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)の捜査員らも出動していた。
会場にいた約750人のうち、90%は10代後半から20代前半の若者だった。