自宅の防犯カメラに不正侵入、8歳女児に「サンタだよ」 米国で被害続発
同社によると、ユーザーは同じユーザー名とパスワードを別のアカウントやサービスで使い回していることがあり、そうした情報が悪用されて、防犯カメラに不正アクセスされることがあるという。
こうした被害を防ぐために同社は、2段階認証を設定し、破られにくいパスワードを使うことなどを勧告している。
リングの防犯カメラをめぐっては、過去1週間の間に同じような事案が少なくとも3件報告されている。
ネブラスカ州の男性は11日、自宅のキッチンカウンターに設置したリングのカメラから、娘に話しかける声が聞こえたと話している。男性がCNN系列局WOWTに語ったところによると、すぐに装置を取り外してリングに電話したところ、他人がこの男性のアカウントに不正アクセスしていたと告げられたという。
CNN系列局WSB―TVによれば、ジョージア州アトランタの女性は就寝中に、寝室のリングカメラから男性の声が聞こえたと証言した。
8日夜にはフロリダ州ケープコーラルに住む夫婦がリングのカメラ経由で嫌がらせを受け、人種差別的な暴言を浴びせられた。相手の男は数日間にわたって夫婦を監視していた様子だったという。
リングはいずれの事案についても、同社のシステムが不正侵入されたわけではなく、何者かがパスワードを盗んだり、安易なパスワードを破ったりしてユーザーのアカウントに不正アクセスした可能性が大きいと説明している。