MLB、禁止薬物からマリフアナ除外へ オピオイドなどは検査義務付け

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MLBがマリフアナを禁止薬物のリストから除外すると明らかにした/Mitchell Leff/Getty Images North America/Getty Images

MLBがマリフアナを禁止薬物のリストから除外すると明らかにした/Mitchell Leff/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米大リーグ(MLB)と選手会は12日、マリフアナを禁止薬物リストから除外する方針を発表した。オピオイドなどの薬物については検査を実施するとしている。

リーグで取り組む薬物プログラムの改定の一環。今後選手らはオピオイド、フェンタニル、コカイン、合成テトラヒドロカンナビノール(THC)といった薬物の検査を受けることが義務付けられる。

これらの薬物で陽性反応が出た選手には、医療の専門家からなるチームが策定する治療プランが提示される。検査を拒否したり治療プランに協力しない選手は懲罰の対象となる。

一方でTHCとカンナビジオール(CBD)、マリフアナは禁止薬物リストから除外される。将来的にマリフアナの扱いはアルコールと同様になり、使用に関連する問題を起こした選手には検査が義務付けられるものの、治療は任意となる。

今回の改定は、MLBロサンゼルス・エンゼルスのタイラー・スカッグス投手(27)が7月に急死したことを受けて実施された。遠征先のホテルで反応がない状態で見つかった同投手は事故死と断定されたが、翌月公表された検視結果によると、死因は薬物とアルコール摂取後の嘔吐(おうと)による窒息だった。血中からは大量のオピオイド系薬物も検出されていた。

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