フォーブスの長者番付、アマゾンのベゾスCEOが首位 3年連続
ニューヨーク(CNN Business) 米経済誌フォーブスの長者番付でアマゾンの創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるジェフ・ベゾス氏が3年連続で首位となったことがわかった。ベゾス氏は離婚に伴う調停で多額の資産を失ったものの番付には影響が出なかったようだ。
ベゾス氏の資産は昨年から180億ドル減って1130億ドルとなった。離婚に伴い資産を失ったが、アマゾン株は昨年15%値上がりして、損失の一部を相殺した。元妻のマッケンジー・ベゾス氏も22位に入った。マッケンジー氏は離婚調停を受けて、夫婦で保有していたアマゾン株の25%を受け取った。
34回目となる長者番付では、世界各地で流行している新型コロナウイルスの影響も見られた。3月の前半に226人が保有資産10億ドル超の「ビリオネア」の地位を失った。フォーブスの集計によれば、ビリオネアの人数は2095人と昨年から58人減少した。
ビリオネアの人たちも51%が昨年よりも資産を減らしたという。全世界のビリオネアが保有する資産は8兆ドルで、昨年よりも7000億ドル減少した。
番付の2位はマイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏で保有資産は980億ドル。高級ブランドを保有するLVMHグループのベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)が保有資産760億ドルで3位。4位は投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる富豪のウォーレン・バフェット氏。
ビデオ会議アプリ「ズーム」の創業者でCEOのエリック・ユアン氏は保有資産55億ドルで293位に入った。ズームは新型コロナウイルスの感染拡大で利用が増えている。