米テキサス州がメタを提訴、顔認証データの収集めぐり
ワシントン(CNN Business) 米テキサス州は14日、交流サイト大手フェイスブックの親会社メタについて、州内の住民数千万人の顔認証データを10年間にわたって違法に収集していたとして州裁判所に提訴した。
訴状によれば、フェイスブックの画像のタグ付け機能が適切な同意を得る前に顔認証データを収集していたことが州法に違反しているという。この機能は、フェイスブック利用者ではない人も含んだ写真の顔を分析して、利用者にタグ付けを推奨していた。この機能は現在停止している。
フェイスブックは2021年11月、当該の機能を停止すると発表した。フェイスブックはこれより前、イリノイ州で同様の問題で集団訴訟を起こされ、6億5000万ドルで和解していた。フェイスブックは当時、少なくとも6億人の利用者から集めたデータを削除するとしていた。
テキサス州のパクストン司法長官は、フェイスブックが州法で定めた消費者保護や生体認証データの保護法に違反しているとした。
メタの広報担当は、テキサス州の主張について根拠がないとし、争う姿勢を示した。