これぞ究極の食べ放題イベント? 岩手名物わんこそばに挑戦
盛岡(CNN) 「はい、じゃんじゃん」
わんこそば屋の給仕の発する言葉は、甘くそれでいてしっかりとした声とは裏腹に、やや単調で退屈だ。しかし、客への容赦は一切ない。小さな椀(わん)の中のそばを食べきると、給仕は「はい、どんどん」という掛け声とともに一口分のそばを椀に入れる。
このやり取りが33回繰り返され、筆者の脇には空の椀が高く積み上げられた。
給仕に「もう止めて」と言っても無駄で、わんこにふたをするまでそばの提供は続く。わんことは地元の方言で「椀」を意味する。
これが、岩手県名物わんこそばの全容だ。
最高記録は345杯
筆者は、岩手県盛岡市にある東家(あずまや)でわんこそばに挑戦することにした。この店には外国人向けに英語のメニューも用意されている。
無論、必ずしもわんこそばに挑戦する必要はなく、懐石ランチなどのセットメニューもあるが、ここまで来て挑戦しない手はないだろう。