失われた大陸のかけらを求めて、「マウリティア」の痕跡を探す旅 モーリシャス
南緯20.416109度、東経57.384561度 シャマレル付近
モーリシャス西部では国立公園を縫うようにして、シャマレル周辺の山地を道路が走っている。急カーブを経て1カ所を降りると、片方に岩壁、もう片方に崖のある1車線の道に至る。
この車線の信号を過ぎたあたりで、露出した山肌にジルコンが含まれていた。ジルコンは硬い岩の中に埋め込まれていたことから、失われた大陸の塊が存在したとの説の最も強力な論拠につながった。
これにより、ジルコンが風に乗ってモーリシャス島に到達したという可能性は完全に排除された。一帯には高級レストランやホテルがあるが、事前に予約が必要だ。
南緯20.0527778度、57.52194444444444度 ポワント・オー・ビシュ
首都ポートルイスの北方にあるこの海辺では、白い砂浜に黄金の夕日がかかる光景を楽しめる。ここの砂や黒い玄武岩の中にもジルコンが見つかった。
ビーチは地元住民の間でピクニックや散歩の場所として人気がある。北部のリゾート地、グランべに至る格好の中継地点で、島の下に他にどんな謎が眠っているのか思いをはせる場所ともなっている。