完璧なパステルカラー、インドの「ピンクシティー」を撮影する
同市の基礎となる建物はラジャスタン様式で建設された。ヒンドゥーのラージプート建築の技術と、ムガールのデザインのシンメトリー(対称性)を融合させた様式だ。
チェン氏は、「建物の多くは対称性が非常に高い設計で、写真家の視点からするとうってつけだった」と話す。
精緻(せいち)なシンメトリー構造の建物に囲まれ、撮影などに当たってはほとんど苦労しなかったという。
「ただ中央に立っていさえすれば、カメラで完璧に対象をとらえることができた。建物や色彩のおかげで簡単に完璧なショットが撮れた」