「祖国の宮殿」が一般公開、伝統と文化を伝える新名所に アブダビ
(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)アブダビにある大統領官邸の敷地内で今月から、「祖国の宮殿」を意味する「カスール・アル・ワタン」が一般公開された。訪れる人々にUAEの文化と伝統を伝える新たな名所として期待されている。
大統領官邸にはUAE大統領と副大統領、皇太子の執務室があり、これまで内部は開放されていなかった。
ムハンマド副大統領兼首相は公開記念式典で、カス―ル・アル・ワタンはUAE発展の重要なシンボルになると述べた。
開館時間は毎日午前10時から午後8時まで。巨大な白いドームや緑の庭園、豪華なシャンデリアが目を引く建物だ。
内部ではアラビア文化の展示や白と黄色、青に彩られた内装、世界各地から大統領への贈り物が並ぶ大ホールなどが見学できる。
5万点の蔵書を誇る図書館や、毎晩開催される光のショーも見ものだ。
アブダビの新名所としては2017年末に仏ルーブル美術館の別館「ルーブル・アブダビ」がオープンし、最初の1年間で100万人の来館者を記録している。