22年W杯、チーム数48に拡大「可能」 FIFAが6月に決定
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は15日、米フロリダ州マイアミで理事会を開き、2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会の参加チームを現行の32から48に増やす案の是非を今年6月に決定する方針を決めた。
出場チームの拡大案の実行可能性を探る調査報告書を踏まえた決定。FIFAのインファンティノ会長は、一定の条件が満たされれば拡大は可能との判断を示した。近隣諸国との共催が必要とも指摘した。
6月に何らかの結論が得られれば、理事会や最高意思決定機関である総会に提案を諮り、最終決定に持ち込むとした。
共催国としてはクウェート、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアやバーレンとの情報がある。ただ、カタールは現在、一部の湾岸諸国らとテロ支援問題などが理由で外交関係を断絶しており、現実的にはクウェートとオマーンが最有力候補ともみなされている。
カタール首都ドーハのハリーファ国際スタジアム/Supreme Committe For Delivery and Legacy
カタールと断交しているのはサウジ、バーレーン、UAEとエジプト。カタールのテロ支援を理由にしているが、同国は否定している。
米国、カナダとメキシコが共催する26年W杯本大会では出場チームが48と既に決定されている。
カタールは22年大会を控え、国内7カ所で新たなスタジアム建設に着手。別の1カ所で改修工事を進めている。道路や輸送手段などインフラ基盤の整備も続けている。