世界のロケ地で映画シーンの再現写真 独カップル
「TENET テネット」(2020)のロケ地、イタリア南部ラベッロのホテルや、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」に出てくるイタリア北部のコモ湖などでは、撮影許可を取る必要があった。
衣装はあまり買わず、友人たちから借りたり、アクセサリーを手作りしたりした。
特に評判がいいのは、ユタ州のモニュメント・バレーで撮った「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)の場面。本物に近づけるため、旅行者のグループに頼んで後ろに立ってもらった。
オランダ・アムステルダムの運河沿いのベンチで青春映画「きっと、星のせいじゃない。」(2014)の場面を再現した時は、観光客がいなくなるまで長時間待ち続けた。
「P.S.アイラヴユー」(2007)の再現には、「本物」のスワンクから「これは素晴らしい」と称賛のコメントが届いた。
最初にメッセージを投稿してくれたスターは、「ダウントン・アビー」のトム・カレンだった。当時のアカウントはまだ「投稿写真3枚、フォロワー300人くらい」だったと、シュナイダーさんは振り返る。
パンデミック期間中もドイツ国内で撮影を続け、20年夏にはイタリア訪問を果たした。最近はロケ地めぐりのコツを伝える電子書籍の執筆に専念している。
2人がこれまでに再現した映画やドラマは約100本。近い将来、ロンドンやニューヨーク、オーストラリアを訪れたいという。シュナイダーさんは「行きたい場所がたくさんある。まだ何年も続けることになりそうだ」と語った。