大混雑の絶壁ルート、登山客が1時間あまり立往生 中国東部
(CNN) 中国東部・浙江省の雁蕩山で先日、絶壁のルートをたどっていた登山客らが混雑で先へ進めず、しがみついたまま1時間あまり待ち続ける羽目に陥った。その動画がSNS上で拡散している。
動画には「これはこわい」「金を出すと言われても行きたくない」「だれか転落して救助が必要になったらどうするのか」などのコメントが書き込まれた。
ルートの管理会社は、登山客数の見通しを誤ったと説明。チケット予約の段階で制限をかけなかったことや、現地での対応に不手際があったことが、立ち往生の事態を招いたと述べた。チケット販売を一時的に停止し、内部で対策を検討したうえで、新たな誘導体制を確立するという。
雁蕩山は上海の南約410キロに位置する標高1150メートルの山。5月初めは労働節の連休があり、多くの観光客が詰め掛けていた。